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次回活動日:3月26日(日)第1回どもリーディング『日本人のへそ』(井上ひさし)

いんこです。

次回の活動は、『どもリーディング』です。どもリーディングとは、吃音者が登場する戯曲を参加者全員で読み、内容について、自分たちの吃音の経験と照らし合わせて、ディスカッションをする会です。

今回が『どもリーディング』の第1回目です。取り上げる戯曲は、井上ひさしさんの戯曲『日本人のへそ』。1969年にテアトルエコーで初演された戯曲で、井上ひさしさんの実質的な劇作家デビュー作と言われています。同時代に書かれた斎藤憐さんの『上海バンスキング』と並ぶ、日本ミュージカルの金字塔と言われ、これまでにも何度も再演されてきました。

井上ひさしさん自身も、吃音者で、生前、国内最大の吃音者の自助グループ・言友会にも、何度も足を運んでいました。戯曲『日本人のへそ』にも、その体験が、とてもよく表れています。言葉遊び、どんでん返し、劇中劇構造、ナンセンスな笑い、大胆な社会風刺など、井上戯曲のエッセンスがすべて凝縮されているような、とても面白い戯曲です。

(『日本人のへそ』あらすじ)

アメリカ帰りの教授は、吃音の矯正には告白劇(サイコドラマ)が一番という持論の持ち主です。今日の主役は元ストリッパーのヘレン天津さん。教授の指導のもと、集団就職で上京した彼女がストリッパーになるまでの紆余曲折の告白が始まります。

登場するのはヘレンの恋人ハットリ、父親、鉄道員に右翼、そして東大生でスケコマシのテキ屋。話しは二転三転、そのたびに役柄もコロコロ変わり、どこまでが本当で何が嘘なのか・・・。そして、ついに舞台の上で殺人事件発生します!

日時 2017年3月26日(日)13時15分~17時00分

場所 東京大学本郷キャンパス学生支援センター3階 ディスカッションルーム1

参加費 無料

参加申し込み 名前(ニックネームも可)と参加希望の旨を、当HP問い合わせフォームか、ut-stuttering[at]outlook.jpまで、お申し込みください。

多くの方の参加をお待ちしております。よろしくお願いします。

(どもリーディングチラシ)

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